群発頭痛の治療方法~7分で出来る応急処置

頭痛発作がおこったときに、なるべく早く痛みを感じなくさせる急性期治療と、頭痛発作をおこしにくくする予防療法の2種類を組み合わせて対処します。

急性期治療ではスマトリプタン(イミグラン)の皮下注射が最も効果的です。

注射すると早い人は5分、平均7分くらいで効き始めます。

注射に比べるとやや即効性で劣りますが、スマトリプタンの点鼻薬も有効です。

トリプタン製剤の飲み薬も効果はありますが、効果発現に時間がかかるため発作の持続時間が1時間以内の人は飲んでもあまりメリットがありません。

半減期(効きめがなくなるまでの時間)の長いタイプのトリプタン製剤(ソルミトリプタン、エレトリプタン、ナラトリプタンなど)を、予防的に1日数回内服する方法も海外では報告されていますが、日本では認可されていません。

安全性には特に問題ないと思います。

予防治療の薬は、カルシウム措抗薬のベラパミル(ワソラン)を使用するのが標準的です。

群発期の1~3ヵ月問内服して、群発期が終わると中止します。

また、高用量のロメリジン(テラナス、ミグシス)や、バルプロ酸(デパケン)が用いられることもあります。

これらの薬剤は効果発現までに2~3週間かかるので即効性はありませんが、発作の回数や痛みの程度を軽減できます。

1日数回、決まった時間に予防薬を飲み、頭痛発作がおこったときにはイミグランを使うのが一般的な治療法です。

副腎皮質ホルモン(ステロイド)を使用することもあります。ステロイドは有効な薬ですが、副作用も出やすいので、専門医に指導を受けながら指示通りに服用してください。

ステロイドは、発作回数が多い方で、ペラパミルなどの予防薬の効果が出てくるまでの1~2週に限定して使用します。漫然と連用するのはすすめられません。

群発頭痛の対処法

群発期はアルコールで頭痛発作がおこるので、飲酒は厳禁です。

また、バイアグラで群発頭痛が誘発されたという報告もあるので注意が必要でしょう。

タバコも、鼻粘膜に分布している三叉神経を刺激するので、控えめにしたほうがよいでしょう。

入浴は通常問題ありませんが、もし発作が誘発されるならシャワーにしてください。

群発頭痛は睡眠中におこることが多いために眠るのが怖いと言う人がいます。

しかし、睡眠不足は群発頭痛をさらにに悪化させます。

できるだけ夜間に十分睡眠をとれるように、昼寝や日中の居眠りは避けるほうが得策です。

激しい痛みが来ないようにするには、体内時計が乱れない規則正しい生活を心がけることが大切です。

また、気圧の変化は血管を拡張させたり、神経を刺激して頭痛を引き起こします。

登山など酸素が薄いところに出かけるときや、飛行機に乗らなくてはいけない場合には、専門医に相談してください。

痛む部位を氷で冷やしたりすると少しラクになるという話しも聞きますが、これらは気休め程度にしかなりません。

何もしなくても、数十分から長くても3時間で頭痛は改善します。

純酸素の吸入は、痛みを和らげるのに効果があります。

登山用やリフレッシュ用としてスポーツ用品店で販売されている酸素は濃度が低いので期待できませんが、血管収縮作用がある医療用の高濃度酸素は有効です。

在宅酸素療法のシステムを使って酸素を購入して使用している人もいます。

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