市販の頭痛薬を常用した時の副作用が酷すぎる

頭痛があるからといって、むやみやたらと頭痛薬を常用していると、かえって頭痛が慢性化してしまうことがあります。

この副作用を薬剤誘発性頭痛といいます。

薬局で簡単に入手できる市販の頭痛薬は、上手に用いれば有効ですが、長期にわたってこれを連用した場合、痛みの調節系がコントロールを失って痛みの闇値(痛みを感じる程度)が低下し、複雑な頭痛を起こしやすくなってしまいます。

つまり、もともと単純な緊張型頭痛であったものが、消炎鎮痛薬の連用により、たとえば片頭痛のように片側性の痛みをもたらしたり、痛みの部位や強度が複雑化したりして治りにくくなってしまうのです。

また、片頭痛の治療に用いられるエルゴタミン(血管収縮作用がある)を長期にわたって連用すると反動的に血管が拡張し、副作用として慢性的な頭痛を引き起こしてしまいます。

以上のように、薬剤に依存しすぎることは、頭痛をいっそう複雑化させるきっかけとなるばかりか、頭痛の起こる頻度を高めてしまうことになってしまいます。

薬剤誘発性頭痛に陥らないためには、まず、頭痛薬の服用を週に三日までと制限することです。

そして、やむを得ず頭痛薬を連日服用しなければならない場合でも、六週間までを上限としてください。

また、病院で処方されるセデスGやサリドンなどの頭痛薬に含まれるフェナセチンを慢性的に服用すると、重篤な腎機能障害を引き起こすおそれがあることが二〇〇一年四月に報告されました(市販のセデスには含まれていない)。

ところで、この薬剤誘発性頭痛と密接なかかわりのある頭痛として、「慢性連目性頭痛」と呼ばれるものがあります。

現在の国際頭痛学会の分類では省略されていますが、欧米ではひじょうに重要視されている頭痛です。

ほとんど毎日のように頭痛が起こるのが特徴で、慢性的に消炎鎮痛薬を服用することが引き金となります。

緊張型頭痛が慢性的に続く「慢性緊張型頭痛」、消炎鎮痛薬の服用のしすぎで片頭痛がこじれてしまった「変換型片頭痛」の二つに分けられ、これらに対する治療では、抗てんかん薬であり、y‐アミノ酪酸様作用のあるバルプロ酸ナトリウム(商品名こアパケン)が奏功するとされています。

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