緊張型頭痛に効く漢方薬~肩こりを治し血行を良くする

緊張型頭痛の治療には、なんといっても筋肉の緊張やこわばりを取り去ることです。

そこで、血液循環を促して緊張をやわらげる漢方薬を利用することも効果的です。

私は、実証(倭質的に強く、胃腸がしょうぶな場合)には葛根湯や人柴胡湯、中間証には当帰荷薬散、虚証(体質的に弱く、胃腸が虚弱な場合)には柴胡桂枝乾姜湯や半夏自重大麻湯などを処方しています。

首すじにこりがあり、胃腸障害がない場合には葛根湯、胃腸障害がある場合には柴胡桂枝乾姜湯加有効です。

これらは肩こりを解消する代表的な漢方薬です。

冷え症や月経不順を伴う女性には当帰荷薬散が有効です。

また、半夏淳朴湯は精神的ストレスをやわらげる処方としてよく用いられます。

高血圧がある場合には釣籐散なども有効です。

直接肩こりを解消するためには、湿布薬や塗り薬など市販の外用薬も効果的です。

湿布薬には、一般に筋肉の痛みや炎症をやわらげる消炎鎮痛成分と、血管を広げて血行を改善する温感刺激成分が含まれています。

さまざまな湿布薬のなかでも、緊張型頭痛の場合には、インドメタシンなどの非ステロイド性消炎鎮痛薬が含有された貼り薬や塗り薬が有効です。

そもそも肩こりで緊張型頭痛が起こる原因とは

緊張型頭痛は、慢性的に起こる頭痛のなかでも日本人にもっとも多くみられるもので、後頭部から首すじにかけて締めつけられるような痛みを起こすのが特徴です。

また、こめかみを万力で締め上げられたような痛みを自覚することもあり、だらだらとした痛みが連日長期間続くのでやっかいです。

中高年の男女ともにみられますが、やや女性に多い傾向かあります。

緊張型頭痛のほとんどが、肩こりを伴います。

精神的ストレスや不自然な姿勢で後頭部から首すじにかけての筋肉が緊張し、血流が悪くなることが原因です。

何かのきっかけである日突然はじまり、痛みの程度はそれほど深刻ではないものの、鎮痛薬が効きにくいので、鎮痛薬の連用によってさらに頭痛を悪化させることもあります。

筋肉が緊張して血流が悪くなると、筋肉内に乳酸やカリウム、あるいはブラジキニンといった痛みの原因となる物質が増加します。

そして、これらが刺激となって交感神経(外部の刺激に無意識に反応して身を守る神経)の緊張をもたらし、頭部や頚部の筋肉を収縮させ、さらに血行を悪化させるのです。

この結果、はちまきで締めつけられるような頭痛が長時間にわたって続くわけです。

また、天候によって影響を受けることも少なくなく、多くの人は、くもりの日や雨の日になると頭痛が強くなると訴えます。

緊張型頭痛を持つ人のなかには、翌日天気が悪くなるのを確実に当てることもあります。

この緊張型頭痛が起こっているときには、ときとして、疲れ目や倦怠感といったその他の症状が現れます。

そのほか、体がフワリと浮くようなめまいが起こることもよくあります。

これは、頭や首を支える筋肉が収縮するため、頭の位置が正確に脳に伝わらないために起こるものです。

緊張型頭痛の根本解決のためには、姿勢を正して肩こりを解消することと、精神的ストレスを取り除いてリラックスすることがポイントとなります。

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