頭痛薬の効果と怖い副作用とは?8つの成分別に紹介!

頭痛は症状がひどくなると、なかなか薬が効きにくくなりますが、軽いうちなら市販の頭痛薬で対処できます。

薬局に行くと、じつに多くの頭痛薬がありますが、その効き方は全部同じではありません。

薬局に置いてある無数の頭痛薬

含まれている成分の種類や配合のしかたが違いますから、それぞれの特徴を知って自分に合った薬を選ぶことが大切です

たとえば、アスピリンは鎮痛作用が強力ですが、胃腸を荒らす副作用があります。

とくに胃腸が弱い人、胃潰瘍を患ったことのある人は、副作用が少ないアセトアミノフェンの単剤(商品名=タイレノール、タイレノール小児用、小児用バファリンCn)などが勧められます。

解熱・鎮痛成分は頭痛薬の8つの主成分

風邪ひいた時にはバファリンみたいな頭痛薬を飲みますよね。

基本的に、頭痛持ちが使う頭痛薬も主成分は変わりません。

主成分は8つに分けられて、薬である以上何らかの副作用はあります。

アスピリン(アセチルサリチル酸)

アスピリン

酸性非ステロイド性解熱消炎鎮痛薬。解熱、鎮痛、抗炎症、血小板凝集抑制、尿酸排泄促進作用があります。

おもな副作用:胃腸障害。まれに発疹やかゆみなどの皮膚症状、アスピリンぜんそくなど。

服用に注意が必要な例:胃・十二指腸潰瘍、気管支ぜんそく、十五歳未満で水痘またはインフルエンザの患者、出血素因がある人、肝障害、腎障害。

アセトアミノフェン

アセトアミノフェン

非ピリン系で、痛覚中枢に作用して痛みを鎮めます。

アスピリンと並んで鎮痛・解熱作用に優れますが、抗炎症作用はほとんどありません。

アスピリンと比べて胃腸障害は少ないです。

おもな副作用:まれに吐きけ、おう吐、下痢、発疹、かゆみ。

イブプロフェン

イブプロフェン

酸性非ステロイド性解熱消炎鎮痛薬で、解熱、鎮痛のほか、末梢での抗炎症作用が強いとされます。

胃腸障害は少ないです。

おもな副作用:まれに発疹やかゆみなどの皮膚症状、アスピリンぜんそくなど。

服用に注意が必要な例:胃・十二指腸潰瘍、気管支ぜんそく、全身性エリテマトーデス、結合綴織病、肝障害、腎障害、心臓病、クローン病、潰瘍性大腸炎。

イソプロピルアンチピリン

イソプロピルアンチピリン

ピリン系の解熱鎮痛消炎薬で、単独で使用するより、ほかの解熱・鎮痛成分と配合すると、いっそ効果を発揮するといわれています。

おもな副作用:発疹(ピリン疹)。

服用に注意が必要な例:アレルギー体質の人、薬でアレルギーを起こしたことのある人

エテンザミド

エテンザミド

酸性非ステロイド性解熱消炎鎮痛薬に分類されます。

アスピリンとほぼ共通した作用をもつと考えられていますが、アスピリンに比べて胃腸障害は弱いとされます。

服用に注意が必要な例:胃・十二指腸潰瘍、気管支ぜんそく。中枢神経興奮成分はカフェイン

飲料との飲み合わせに注意

カフェイン、無水カフェインなど

無水カフェイン

解熱鎮痛薬の作用を高める目的で配合されます。

疲労感を一時的に取り除ぐ効果もあります。

おもな副作用:不眠、ふるえ、胃のむかつき、食欲不振、動悸など。カフェインを多く含む飲料との飲み合わせで、カフェイン禁断性頭痛を引き起こす可能性がある。

催眠鎮静成分は眠け、依存性などに注意

ブロムワレリル尿素

ブロムワレリル尿素

首や肩のこりがあったり、ストレスと関係のある頭痛に対して鎮静効果があります。

啓おもな副作用:眠け。長期服用で、依存性を生じ、発疹、ふらつき、抑うつなど。

酒との飲み合わせで催眠作用が強くなる。

アリルイソプロピルアセチル尿素

アリルイソプロピルアセチル尿素

成分ぽ体に鎮静作用があり、痛みに対する反応を取り除き、鎮痛薬の作用を強めます。

おもな副作用:眠け。

配合がシンプルで成分量が少ないものを選ぶ

頭痛薬はいくつかの成分が配合されているものが多いのですが、本来の目的からいえば、症状にかなった単品で治療するのが理想です。

さまざまな成分が配合されていると、副作用が出た場合に、どの成分が悪さをしたのかわからない、といったことが生じます。

また、催眠鎮痛成分が含まれているタイプは、鎮痛効果を高めはしますが、連用すると頭痛をこじらせる可能性が高くなります。

 

カフェインは片頭痛をやわらげ、緊張型頭痛の重苦しさをとりますが、カフェイン禁断頭痛の原因になることがあります。

こうしたことから、頭痛薬を選ぶときには、成分の配合がシンプルで、できるだけ成分量が少ないものを基準とすることをお勧めします。

 

アレルギー体質やぜんそくの人、脳梗塞や心筋梗塞でワーファリンなどの抗凝固薬を服用している人、痛風治療薬、降圧薬、副腎皮質ホルモン薬(ステロイド)を服用している人。

このタイプの人は、薬同士の相互作用で効きめが必要以上に強くあらわれたり、重大な副作用を引き起こす危険性があります。

 

自己判断で選ばず、事前に医師または薬剤師に相談しましょう。

頭痛薬の服用は1月10回までにとどめる

市販の頭痛薬は医師が処方する薬よびも作用が弱いから、多めにのんでも心配ないと思っている人がいますが、それは間違いです。

毎日のように鎮痛薬をのんでいると、かえって症状をこじらせることになりかねません。

薬の効果が切れると、頭痛が起こりやすくなる薬剤誘発性頭痛の原因となります。

 

スイッチOCTといって、医療現場で使用されていた成分を市販薬に転用したものは、作用が強く、それだけに使用量を守ることが必要です。

薬の服用は使用上の注意を守り、月10回までにとどめ、それでも頭痛がよくならない場合は、医師の診断に基づく治療が必要です。最低四~六時間の間隔をおいて服用することも大切です。

実は、頭痛薬は無力

今まであげたのは、あくまでその場しのぎの対処をするために処方するお薬です。

頭痛薬を使っても実は根本的には解決しません。

「重要な取引がある」とか「外せない会議がある」などのどうしても頭痛が来てほしくない場合にだけ有効です。

じゃあ、どうすれば頭痛体質は治るのでしょうか?

次回はそれをご紹介します。

次→ 90%以上の人に効く今すぐ頭痛を治す方法
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