【即効】偏頭痛はトリプタンで瞬殺できます~ただし注意点がいくつか

片頭痛の急性期治療薬は、特効的治療薬(トリプタン系薬剤などのセロトニン作動薬)、鎮痛薬、制吐薬の3種類に大きく分類されます。

セロトニン作動薬の適応と使用上の注意片頭痛の特効的治療薬は、セロトニン作動薬であるエルゴタミン製剤とトリプタン系薬剤です。

イミグラン

中等度以上の片頭痛発作で、虚血性心疾患や脳血管障害などの既往がなく、かつ禁忌となる状況がなければ、経ロトリプタン系薬剤を投与することが勧められます。

ただし、家族性片麻庫性片頭痛や、脳底型片頭痛、網膜片頭痛は適応外です。

エルゴタミン製剤の適応と使用上の注意

エルゴタミン製剤はトリプタン系薬剤無効例など投与すべき片頭痛は限られるが、閃輝暗点などの前兆が始まった時点、または頭痛超早期(頭痛発作の始まった直後)に用いなければ効果がありません。

 

なお、エルゴタミン製剤使用後24時間は、トリプタン系薬剤を使用できないので注意する必要があります。

鎮痛薬投与の適応と使用上の注意

軽症の片頭痛治療の中心は鎮痛薬投与でよいが、片頭痛発作の早期でないと十分な効果が得られません。

鎮痛薬の中でアスピリン、ジクロフェナク(ボルタレン)、インドメタシン(インダシン)などの非ステロイド抗炎症薬が治療の中心であり、約30~50%の有効率が示されています。

NSAIDsの中でジクロフェナクやインドメタシンは鎮痛作用も強力で、速効性のために片頭痛発作に適します。

 

また、両剤とも坐剤があるので、悪心・嘔吐があって経口剤の内服ができない時には便利です。

 

NSAIDsの副作用として最も発現頻度が高いのはびらん、潰瘍による出血などの胃腸障害です。

これを防ぐには制酸薬、胃粘膜防御薬の併用を行います。

 

その他のNSAIDsの副作用として、眠気、注意力低下などの鎮静作用が現れることがあります。

また、アスピリン喘息の可能性のあるものは禁忌となります。

 

妊娠末期のNSAIDs服用は、羊水減少や動脈管開存症などの先天奇形を引き起こすおそれがあるために禁忌です。

 

非ピリン系鎮痛薬であるアセトアミノフェン(ナパ)は、他の鎮痛薬と比較して効果は弱いが、胃腸障害が少なく、安全性に優れており、投与量を適応範囲で増やして用いればある程度有効であることから、妊婦や小児例における使用の選択肢として考慮すべき薬剤と考えられます。

 

制吐薬併用について激しい嘔吐を伴うような重症例では、スマトリプタン(イミグラン)皮下注が第一選択となります。

市販のイミグランにも副作用が

スマトリプタン無効例ではNSAIDsの坐剤が勧められます。

 

メトクロプラミド(プリンペラン)やドンペリドン(ナウゼリン)などの制吐薬併用も有効です。

次→ 90%以上の人に効く今すぐ頭痛を治す方法
サブコンテンツ

このページの先頭へ