赤ちゃんの頭痛の対処~軽く体操させれば治ります

三十五歳位から四十歳位になると、筋収縮性頭痛が起きやすいと述べましたが、三十五歳になる前にも同じ状態になる人がいます。

大学を卒業し就職して間もない時期、または結婚の前後などにもよくみられるのです。

「この種の頭痛は三十代後半に多いのに、あなたは早熟なのかな?」といいたくなるような若い患者さんの例が少なくありません。

また、中間管理職というと、すぐ男性を想像されるかも知れませんが、もちろんこの頭痛は同年代の女性にもみられます。

多少は男性の方が多いかも知れませんが、この頭痛に関しては男女平等といえそうです。

首すじや肩の筋肉のこりが筋収縮性頭痛の準備状態だと述べましたが、この状態は二十歳以前にもみられ、高校生や中学生のなかにも案外いるものです。

そしてさらに驚いたことには、小学生のなかにもこの準備状態の子どもがいることです。

肩の筋肉を軽く圧迫すると、痛い!といって飛び上がるような子どもがそうです。

実際に肩の筋肉が硬くこっていれば″肩こり″といってもよいわけですが、自分で肩がこっていると感じる人と、自分では肩こりなど一度も経験したことがないという人とがいます。

いずれにしろ、肩の筋肉を圧迫されると痛いと感じる状態が筋収縮性頭痛への準備状態ですが、この自覚症状は人によりまちまちです。

余談になりますが、私は専門が違いますので赤ちゃんのことはよく知りませんが、赤ちゃんにも肩こりがあるということをきいて驚いたことがあります。

夜泣きをする赤ちゃんのことはよくききますが、実は夜泣きをする赤ちゃんは、肩がこるから泣くのではないかというのです。

赤ちゃんですから、もちろん肩がこると自分でいうわけはありません。

夜泣きの研究をしていた小児科のある先生が、夜泣きの原因が肩こりではないかと考え、肩こりをなおしてやれば夜泣きをしなくなるだろうと推論して、赤ちゃんの肩こりをなおす体操を考えたのだそうです。

この治療体操はむずかしいものではなく、どの母親でもできる程度のやさしいものだそうです。

ですから、この治療は先生の指導によって、それぞれの母親が実際に実行できるものです。

そしてこの治療により、夜泣きをしなくなった赤ちゃんが七〇%以上もいるというのですから、やはり肩こり説が正しかったのかも知れません。

もし本当だとすれば、肩こりどころか頭痛のために泣いたのかも知れないと考えることもできます。

赤ちゃんのことについては、私自身は経験がなく、よくわかりませんが、夜泣きの研究が正しいとすれば、赤ちゃんにも筋収縮性頭痛はあるという可能性があることになります。

では、なぜ赤ちゃんにも肩こりがくるのでしょうか。

それは、おんぶやだっこで無理な姿勢をとると、頭の重みが、未発育の首や背中の骨に負担をかけ、筋肉が収縮してこの重みを支えようとし、筋肉の収縮が長く続くと、筋肉がこるようになると考えられるというのです。

赤ちゃんは頭が非常に大きく、ほかの体の部位に比して、頭が重すぎるためかも知れません。

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