自然に治すのが頭痛治療の基本だったりするわけとは?

いうまでもなく頭痛は誰にとっても大きな苦痛です。

ひどいときは頭痛のために寝込んでしまい、何もできなくなったり、また寝込むほどではなくても、日常の仕事がほとんどできないくらいの影響を受ける場合があります。

あるいは少し軽い場合には、仕事をする能率が通常の半分位に落ちることもあり、また仕事はほぼ普通と同じようにできても、気分が悪くて仕方がないという状態のこともあります。

こういう人たちにとって頭痛をなおすということは、ぜひ達成したい願望ということになるでしょう。

一方、″医者は病気をなおすのではない。自然になおるのを助けるだけである″といわれます。

自然になおろうとする個人の回復力を促進させ、邪魔になる因子を除くのが、医師の仕事であるというのです。

これは病気一般についていわれていることですが、頭痛についても当てはまります。

特にいわゆる慢性頭痛についてよく当てはまりますので、慢性頭痛に悩んでおられる方は、このことをよく念頭においてほしいと思います。

ただ医者にみてもらえばよくなるというのではなく、自分自身の中にある力を十分に活用するためにはどうしたらよいのか、医者の指示をうけるつもりでよく話をきいてください。

頭痛の治療方針という場合、歴史的にみれば鎮痛剤が中心になるかと思いますが、鎮痛剤そのものは対症療法であって、あくまでも原因疾患あるいは原因となる病態に対する治療が基本になければなりません。

まず各種の頭痛に対する治療方針の概略を述べ、次いで頻度の高い慢性頭痛について、特に本人が注意することを中心に、詳細にふれたいと思います。

いわゆる慢性頭痛は明らかな原因疾患がなく、性格と体質とが基盤にあって、各種のストレスが誘因となって起こる機能障害性のものなのです。

その治療には、

①病態生理を考慮して、筋肉や血管の緊張状態を正常化する

②ストレスを避ける

③ストレスの受け止め方を変えるというのが基本的な方針になります。

筋肉の異常緊張には筋弛緩をもたらし、血管拡張に対しては血管収縮の得られるよう、薬物療法、理学療法、心理療法を行ない、さらに必要がある場合に鎮痛剤を用います。

幻特発性神経痛への対処法

一般に神経痛という場合、その基礎にある原因疾患を明らかにし、原因療法を行なうのが鉄則です。

しかし、ここでいう特発性神経痛というのは、現代医学でできる限りの検査をしても、原因疾患を見出せない神経痛ということで、これには三叉神経痛と舌咽神経痛があります。

原因疾患のない特発性三叉神経痛に対しては原因療法がなく、神経痛をなくすること自体が直接の治療になります。

特発性神経痛は発作性疼痛であるという特徴から、発作性疾患に有効な抗痙摯剤が用いられ、効果が認められます。

またときには精神安定剤、抗うつ剤の併用療法も有効といわれます。

また専門医により神経ブロック療法も行なわれます。

幻頭蓋内疾患による頭痛への対処法

これには脳腫瘍などの頭蓋内疾患で牽引性頭痛を起こす場合と、髄膜炎やクモ膜下出血などの髄膜刺激症状を主とする場合とが含まれますが、いずれも原因疾患に対する治療法が基本となります。

しかし頭痛に対しては、原因疾患とは別に、頭痛の直接の原因となる頭蓋内圧充進や、髄膜刺激症状に対する処置が必要になります。

頭蓋内圧完進に対しては脳圧降下剤(副腎皮質ステロイド剤、マンニトール、グリセロール等)、髄膜刺激症状に対しては、抗炎症鎮痛剤が効果を示します。

心眼、耳、鼻その他の疾患による頭痛への対処法

眼、耳、鼻、歯、頚椎などの疾患による頭痛に対しても、やはり原因療法が基本であり、その前提条

件の上で、対症療法の意味があると考えられます。

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