エルゴタミンで頭痛治療するには?

片頭痛の頓挫療法、すなわち痛みを和らげるための特効薬としてよく使われているのが、血管拡張予防薬(血管収縮薬)である酒石酸エルゴタミンです。
病院を受診すると、カフェルゴットやクリアミンAなどといった薬が処方されますが、これはこの酒石酸エルゴタミン製剤の一つで、カフェインなどの成分を含んでいます。

酒石酸エルゴタミンは、脳内の血管のα-アドレナリン受容体を刺激して、セロトニンの働きを抑制し、脳血管を収縮させる働きがある物質です。
セロトニンを介した脳血管の拡張によって片頭痛が起こるメカニズムを考えれば、的確に効く薬といえるでしょう。

ただし、酒石酸エルゴタミン製剤は鎮痛薬でないため、痛みが酷くなってから服用しても効果はありません。
頭痛が起こってから服用するとかえって吐き気がするなど、症状の悪化を招きます。

片頭痛の場合、何度も発作を経験する内に「あ、これから頭痛が起こりそう」との予想が出来るようになるはずです。
前兆を伴わない場合でも、何となく自覚できるものですし、前兆がある人は閃輝暗点などが起こったら、まず一錠飲めばいいのです。

この薬の効果的な飲み方としては、片頭痛の前兆があった時に一錠、痛みが始まったら一錠、というのが理想的で、頭痛発作の早い時期に服用します。

ただし、酒石酸エルゴタミンを毎日服用するのは危険です。連用することによって、逆に血管が広がりやすくなって痛みを生じる「慢性連日型頭痛」を引き起こすからです。
したがって、服用は週に10錠を守り、決して連日服用してはいけません。

また、酒石酸エルゴタミンには強力な血管収縮作用があり、狭心症などの発作を起こす可能性があります。
そのため、中年以降の人や心臓に病気のある人、妊娠中の人は、服用を避けた方がいいでしょう。

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