高血圧の薬が片頭痛を防ぐ!

カルシウム拮抗薬(カルシウム・チャネル・ブロッカー)は本来、
高血圧の治療に使われている薬です。
それが、近年では片頭痛の治療薬として中心的な役割を果たすようになってきました。

カルシウム拮抗薬には色々な種類があり、かつてその代表選手といえば、塩酸フルナリジン(フルナール)でした。
でも、日本ではこの薬は保険の適用になるのが脳梗塞と脳出血後後遺症に限られており、片頭痛に用いられる事はあまりなく、現在では発売中止となっています。

その後、カルシウム拮抗薬の一種である塩酸ロメリジンが日本で初めて片頭痛の保険適用薬として認められたのです。
塩酸ロメリジンの市販名は、ミグシスあるいはテラナスで、いずれも片頭痛の予防薬として一日二回、一錠ずつ、あるいは2錠を二回服用します。

塩酸ロメリジンは、脳血管に選択的に作用して血管を拡張させ、片頭痛の引き金となる血管の収縮を抑えるといわれています。
その結果、片頭痛の回数を減らしたり持続時間を短縮したりする効果がもたらされるのです。
また、前兆も起こりにくくなり、吐き気を抑え嘔吐を防ぎます。

ところで、血管が拡張する事によって起こる片頭痛に対し、血管を拡張させる薬を使うのは不思議だと思われることでしょう。
実際、片頭痛の予防薬には塩酸ロメリジンにかぎらず、血管拡張効果のある薬が多いです。

片頭痛は、血管収縮に対する反動として血管が拡張される事によって引き起こされる頭痛なので、予防薬は血管収縮という第一段階に作用させるわけです。

塩酸ロメリジンについていえば、血管拡張作用のほか、血管の炎症抑制効果やセロトニン放出のきっかけとなる血小板凝集抑制効果など、多面的に片頭痛を抑制するとことが知られています。

そのほか、鎮痛作用もあり、長期に服用しても安全性が高いと考えられるので、まさに願ったりかなったりの新薬と言えるでしょう。

広がった血管を圧迫する

緊張型頭痛は頭が締め付けられるように痛むのを特徴としますが、血管が拡張する事によって起きる片頭痛は、頭を締め付ける事によって痛みが和らぎます。
片頭痛を感じた時にこめかみなど痛む部位を押さえると、痛みが軽くなります。

片頭痛の発作が起こった時はには、まず痛む箇所を圧迫し、冷やし、安静にする事が第一です。
古くから頭痛に対して行われてきたハチマキ療法や梅干し湿布などが、片頭痛に有効です。

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