頭痛に効く薬の成分一覧を作ってみた

頭痛の治療薬には、頭痛発作が起こった時に、痛みや不快な症状を早めに消失させるために使う急性治療と、頭痛のある日もない日も毎日飲んで頭痛の頻度や症状を軽減し、急性治療の効果を高めるための予防薬とがあります。

頭痛に悩む人が共通して求めるのは、頭痛発作が素早く治まり、吐き気などの随伴症状も無くなって通常の日常生活が送れるようになることです。

現在ある治療薬を上手に選択すれば、頭痛が起こっても2時間以内に、通常の仕事や家事が出来る状態、授業に出席出来る状態、あるいは、家族や友人と買い物や食事に出かけることが出来る状態に戻す事が可能です。

片頭痛の急性治療

片頭痛の急性期治療には、鎮痛薬、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)、トリプタン、エルゴタミン、制吐薬などがあります。

軽度から中度の片頭痛には鎮痛薬やNSAIDs、中度から重度の片頭痛にはトリプタンが第一選択薬になります。
多くの急性治療薬のうちどれを使うかは、片頭痛発作の頻度や重症度のほか、身体的症状も考えて選択します。

狭心症や脳梗塞がある方は、トリプタン製剤は使いにくく、胃潰瘍がある方はNSAIDsが使いづらいといったこともあります。

また、薬剤の選択方法で鎮痛薬など安価な薬剤を使用し、治療効果がみられなかった場合に、トリプタン製剤など特異的治療に進んでいくという段階的な方法と、片頭痛のために生じている生活の支障の重要度に応じて治療薬を選択し、重症度により階層化する方法をとる場合があります。

階層化する方法では、中度以上の片頭痛であれば最初からトリプタンなどの特異的治療薬を選択します。
片頭痛による生活の支障を最小限にするため、自分に最も適した薬を選ぶことがポイントです。

テラナス、ミグシス

標準的な片頭痛予防薬で「保険適用のある」錠剤です。
脳血管をやや拡張した状態で安定させる働きがあります。
1日に2回、約2~3ヶ月続けて服用します。
その後は様子を見ながら、症状に応じて、継続ないしゆっくり減量します。

ベラパミン(ワソラン)

群発性頭痛の予防薬としてよく用いられます。ベラパミンは片頭痛の予防にも効果的です。
元来、頻拍症や狭心症の治療薬として使われる薬ですが、高用量(6~9錠)を用いると頭痛の発作を抑制する効果があります。
副作用として、徐脈と便秘に注意します。
特に高用量を用いるときには、重度の便秘、腸閉塞に注意する必要があります。

カルシウム拮抗薬は高血圧の治療薬として使わますが、ロメリジンやベラパミルは、血圧への影響はほとんどありません。
降圧薬として用いられているカルシウム拮抗薬では、片頭痛の予防効果が証明されているものが少なく、あまり使われません。

β遮断薬

交感神経を鎮める作用があります。
交感神経のβ受容体の働きを抑えてくれるプロプラノロール(インデラル)は、血圧を安定させたり、心拍数を減少させる作用もありますので、緊張しやすい人、血圧が高めの方、動悸が起こりやすい方に適しています。
ぜん息の患者さんには使えません。

メトプロロール(セロケン)は、β受容体のうち、β1受容体を選択的に遮断する薬剤で、ぜん息を誘発しにくいことが特徴です。

片頭痛の治療効果はプロプラノロールとほぼ同等です。
β遮断薬の中にも、片頭痛予防効果があるものとないものがあります。
内因性交感神経刺激作用があるのものは無効と考えられています。
全てのβ遮断薬が片頭痛の予防効果があるわけではありませんので、専門医との相談が必要です。

アンジオテンシン受容体拮抗薬

臓器保護作用のある降圧剤として、広く使用されていますが、片頭痛の予防効果もあります。
特に血圧が高めの、中高年の片頭痛治療に適しています。

また、アンジオテンシン変換酵素阻害薬であるリシノプリル(ロンゲス)も片頭痛予防効果があります。

次→ 90%以上の人に効く今すぐ頭痛を治す方法
サブコンテンツ

このページの先頭へ