頭痛薬で吐き気に対処!

頭痛で吐き気や実際に吐いてしまうような場合には以下の様な薬が処方されます。

制吐剤(吐き気止め)

片頭痛の随伴症状である吐き気、嘔吐に効果があります。
経口・静中、筋注、座薬など色々なタイプがあり、副作用も少ないので、トリプタン製剤、エルゴタミン製剤、NSAIDsなどと一緒に積極的に併用することが推奨されています。

・メトクロプラミド(プリンペラン)
鎮痛薬やトリプタンと併用します。
重度の頭痛発作で、吐き気が強いときには静脈注射を行います。

・ドンペリドン(ナウゼリン)
制吐薬としての効果はもちろん片頭痛の前兆期や予兆(閃輝暗点)が出ているときに使用すると、片頭痛発現が抑制できることもあります。

その後頭痛が発生しても、吐き気は軽くすみ、頭痛が始まってから内服するトリプタンなどの急性期治療薬の吸収を早めて鎮痛効果を高める事ができます。
吐き気が強く、経口で飲めない場合には座薬を使います。

エルゴタミン製剤(経口エルゴタミン、カフェイン配合薬)

古くから片頭痛の特異的治療薬として使用されてきましたが、トリプタンの登場で特異的治療薬としては役割は限定的なものとなってきています。
現在はトリプタンで頻回に頭痛再燃がみられる場合に、使用されています。

子宮収縮作用、血管収縮作用があるので、妊娠中は使用してはいけません。
国内で使用可能なのは、クリアミンA(酒石酸エルゴタミン、無水カフェイン50mg、イソプロピルアンチピリン300mg)クリアミンS(A錠の半量)の2タイプです。

なお、ジヒドロエルゴタミンの経口錠は、急性期治療としては無効で、通常使用しません。
ジヒドロエルゴタミンには注射製剤もあり、急性期治療に有効ですが、日本では認可されていません。

カフェイン

単独で使用してもあまり効果はみられませんが、片頭痛の発作時に鎮痛薬などの併用薬として有効です。
カフェイン、無水カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェインが片頭痛治療薬として認可あれています。

眠気や、疲労感、集中力低下などの片頭痛の随伴症状の改善や、鎮痛薬、エルゴタミン製剤などの片頭痛治療薬の副作用の軽減や、薬効の増強の目的で配合剤として併用されています。

フェノチアジン系抗精神病薬、ステロイドなど

フェノチアジン系抗精神病薬は、制吐作用のある薬で、以前はよく使用されていました。

鎮痛作用が目立ちますが、重症例やトリプタン、NSAIDsを使用できないケーズには一定の役割があります。
プロクロルペラジン(ノバミン)、クロルプロジン(コントミン)などが使用されることがあります。

副腎皮質ホルモン(ステロイド)は、通常の片頭痛発作の第一選択薬として用いることはありませんが、劇症例や重度の場合には静脈注射で用いることが出来ます。
その他に、マグネシウム静注、リドカインの点鼻も有用と言われていますが、医学的な証明は不十分です。

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