片頭痛は耐性が出来て薬が効かなくなってくる!
十七歳の頃から片頭痛があります。
痛みが強い時だけに薬を飲んでいましたが、二十祭ごろからしばしば服用するようになりました。
二十五歳ごろよりその薬があまり効かなくなってきました。
忙しくて中々病院に行けないのですが、やはり診察を受けたほうがいいでしょうか?
薬は効かなくなってくるのが普通
市販薬はいくつかの成分を混ぜ合わせて作られた合剤です。
そして、統計学的にみて有効率が随分低めに抑えられている、という2つの特徴があります。
しばらく使っていると、薬が効かなくなってくることの理由の一つは、
有効率が低めな程度の量しか用いられていないことがあげられます。
しかし、他に理由は2つあります。
一つは、薬理学的に認容性の低下と呼ばれるものです。
難しい言葉ですが、要するに薬を使っているうちに体がその成分に慣れてしまって効果が薄くなってしまうという事です。
もう一つの理由は、薬とは関係がなく片頭痛の病像が変化してくる事によるものです。
十七歳で初めて頭痛が現れた時には、恐らく現在よりも頭痛の程度が軽かったのではないでしょうか?
個人差はありますが、片頭痛は20代で痛みそのものは最大になります。
市販薬に限らず鎮痛薬は痛みを抑えることはあっても、完全にゼロにすることはできません。
今ほど頭痛が強くなかった頃は、薬で何とか満足できる程度に抑制さてれいたのでしょう。
しかし、今では頭痛がかなり強くなっており、ある程度薬が効いたとしても、それが満足する程ではないために、効果がなくなってしまったように感じられるのかもしれません。
だからといって効能書に述べられている以上の量を服用するような事はしてはいけません。
いずれにしても、あなたの現在の頭痛は、市販薬だけでは対応出来ない状態になっていますから、頭痛専門医の診察を受けて、薬を処方してもらうべきです。
さきほど、若いうちは市販薬程度で効くことも多いと述べましたが、逆に年をとって60歳を超えて片頭痛が出にくい世代になると、症状が軽いこともあって、市販薬でも再び効くようになる人もいます。
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