血管収縮薬は鎮痛薬より片頭痛に効果がある理由とは?

頭痛の本を読んだところ、血管収縮薬が効くと書いてありました。
どういう意味なのかよくわかりません。
鎮痛薬でも無いのに、どうして血管収縮薬が効くのでしょうか?

痛みを完全に予防することも

頭痛の患者さんでも頭痛の強さは様々です。
また、これは個人差だけでなく、同じ人でも年代によって痛みに程度が変わってくる事がむしろ普通なのです。

通常の鎮痛薬は脳の「痛み中枢」と呼ばれる痛みを感じる部分の閾値を高める(閾値が高いとちょっとした痛みは感じない。逆に閾値が低いと痛みを感じやすい)事によって、効果を発揮します。

ですから、頭部の動脈が広がって起こる片頭痛に対しては、鎮痛薬は直接血管に働きかけているわけではないのです。
血管からおこった痛みの感じ方を鈍くさせているだけなのです。
痛みを20~40%ぐらい低下させるという作用です。

まだ、片頭痛があまり強くなかったり、あるいは鎮痛薬だけで納得できる程度に効く人は、それで十分です。
ところが、頭痛が強くなると、鎮痛薬だけでは効かなくなります。
実際は効かなくなったのではなく、元々の頭痛が強いために、従来なら10の痛みが6になるだけで満足していたのが、20の痛みが11になっても満足できないという意味です。
鎮痛薬だけで痛みをゼロにすることは出来ません。

さて、片頭痛は血管の拡張によっておこる痛みですから、血管が広がらなければ頭痛はでません。従って、10の痛みをゼロや1にすることが出来るのです。

前触れの内に血管収縮薬(酒石酸エルゴタミン)をうまく服用した場合、まったく頭痛が出ずにすむ事があるのです。
現実問題としては、服用のタイミングがあわなかったりして、薬がピタリと効くわけではありませんが、服用の要領をつかむ事で少なくとも鎮痛薬よりは大幅な改善が見込めます。

次→ 90%以上の人に効く今すぐ頭痛を治す方法
サブコンテンツ

このページの先頭へ