断薬で薬物乱用頭痛で治せるの?

若い時から頭痛持ちで、いつも市販の薬を飲んでいました。
1日に10錠以上飲むので心配になり、病院へ行って別の薬をもらいました。
初めは1日に2回くらいでしたが、今ではその薬を5~6回飲んでしまいます。
飲まないと痛みを我慢出来ません。
どうしたらいいでしょうか?

薬の飲み過ぎはかえって体に悪い

例えば、狭心症に使う血管拡張薬によって片頭痛が現れることが昔からよく
知られていますが、こういった原因と結果がはっきりしたものは一時的な現象です。
実際に問題になることはまずありませんので、ここでは触れないことにします。

最近、薬物乱用生頭痛という呼び名の頭痛をよく耳にします。
これは、ある薬剤によって頭痛がなかった人に急に頭痛が現れるという事ではなく、
元々頭痛があった人が薬を飲み、それが段々増えて、どこまでが本来の頭痛で、
どこからが薬の悪影響なのかはっきりとしない状態になってしまった場合を示す用語として用いられます。

有名なのは片頭痛に使う酒石酸エルゴタミンによる頭痛です。
これは血管を収縮させる薬ですから片頭痛には良いのですが、飲み続ける事によって、
筋肉などへの血流を悪化させ、緊張型頭痛を引き起こしてしまうという事実があります。

また、通常の鎮痛薬でも、長く服用していて薬物乱用性頭痛になってしまうことがあります。
またご質問のように、どんどんと薬の量が増えていって、結局あれもこれも効かなくなってしまったような
患者さんは少なくありません。

薬からの隔離を目的に、海外では麻酔やアルコール中毒の治療と同様に、
隔離室に一週間くらい収容する治療法があります。
日本ではそこまでの治療はしていません。

特にこのような患者さんでは、元々頭痛があった為に薬を服用しているわけですから、
全く薬を止めてしまうことは困難であることを前提に考えなければなりません。

今では多くの頭痛発作防止作用を示す薬がありますから、同じ服用するなら、
副作用が少なそうなもの、長期連用しやすいものなどに徐々に切り替えるといった治療法に変更するのが望ましいでしょう。

また、2種類以上の薬の併用が必要な場合もあります。
頭痛の程度と薬の副作用との兼ね合いを見ながら服用することが大切で、
薬剤が許容量を超えそうな場合は、再度治療法や薬の組み合わせを帰る事を心得ておくべきです。

そして、これらは当然のことながら頭痛の専門医の処方でおこなうべきでしょう。

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