子供が頭痛で気分が悪いと言っている時には

片頭痛は遺伝すると聞いたことかあるのですが、実は私の片頭痛が子どもにもでています。
いまは小学生ですが、たまに頭が痛くて学校へ遅れて行ったり、学校から帰ってきたこともあります。
頭痛は仕方ないのですが、性格に影響することはないでしょうか?

頭痛になりやすい性格はあります

非常にむずかしい質問で、なかなか簡単には回答できない点もあるのですが、少なくとも元来の性格に影響を及ぼすことはないと考えられます。
その根拠としては、従来の海外の医学研究で、いろいろな頭痛について心理学的検査がおこなわれています。
そのなかで緊張型頭痛では概して、うつ的傾向や不安症気味の人が多いことが指摘されています。

緊張型頭痛は、肉体的な筋肉の緊張によってあらわれることもありますが、一方では精神的緊張によっておこる場合もありますので、当然のことながらそういう患者さんのデータが混じってきます。
このため全体的にはそういった傾向がみられるのです。

それに対し、片頭痛と群発頭痛の場合には、不安指数(不安度を心理テストで調査する)などの数値は、頭痛のない正常な人との差がみられません。
それらのデータは頭痛発作がないときに調査されたもので、したがって通常は、ふつうの人と変わらないことを示しています。

頭痛は、精神的な問題点によっておこると信じ込んでいる人は多いのです。
医師にもそう考えがちな人かおり、とくに精神科医はその傾向が強いようですが、片頭痛と群発頭痛ではけっしてそのようなことはありません。
頭痛発作の真っ最中に検査をすれば、きっと精神不安感は高まっているでしょうが、痛ければそれは当然のことであって、
通常の性格を変えてしまうようなことはありません。

一般には、片頭痛の子どもは発作がないときはアッケラカンとしていることが多いようです。
元来の性格は別にして、社会的な影響については、若干の心配があります。
多くの学校の先生が、その上うな頭痛を精神的なものと考えており、精神科への受診をすすめたりされるため、まいっている子どもを何人も診たことがあります。

また、頭痛発作のとき嘔吐をおこすことから、それをクラスの子にみられていじめられたという子どももしばしばいます。
そういった社会的な対応はけっしてよいことではなく、なんらかの影響はでるでしょうが、それらの詳細な点まで明快にお答えすることはできません。
しかし、大きな意味では、片頭痛の場合には性格との関連はないと理解しておいてください。

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