頭痛は妊娠に悪影響を及ぼすのか??

私は中学生のころから頭痛があり、22歳ごろから頭痛がひどくなってきました。発作は一ヵ月に三回ほどあり、吐いて寝込みます。
結婚の話がもち上がっているのですが、妊娠などのことを考えると心配です。

妊娠すると普通は頭痛がなくなる

女性の患者さんからは、とくに結婚前にこのような心配事の相談をよく受けます。
片頭痛は遺伝的疾患ですから、お母さんにも片頭痛がある場合が多いのですが、母娘ともに頭痛もちのケースでは、あなたのような相談をされることはかなり少ないのです。

きっとお母さんも、片頭痛であることを知るにせよ、知らないにせよ、頭痛があるのがあたりまえのような暮らしに慣れていて、それが娘さんにも自然に伝えられているからではないかと思います。

お母さんに頭痛がない場合には、お母さんともども、このような心配をされるようです。
まず、もっとも心配になるのは、妊娠のことでしょう。

妊娠中にやたらと薬を飲むわけにはいかないことがその理由でしょう。
ところが実際には、そのような心配はないとはいいませんが、かなり少ないのです。

前に述べたように、片頭痛の特徴の一つとして、妊娠中には頭痛が軽くなったり、消えたりすることが多いという事実があるからです。
どうして妊娠中に軽快するのかについては正確にはまだわかっていません。

統計では、妊娠中に頭痛発作がまったく消えてしまう人は約六〇~七〇パーセント、
妊娠中に痛みが弱くなったり頭痛発作の回数が少なくなる人が一〇~二〇パーセントくらいみられます。
残りの一〇~二〇ハーセントは通常と同じように頭痛があらわれます。

ごくごくまれに、妊娠中に強まることがある、と海外の医字書には書いてあります。
ただし妊娠の初期には若干の頭痛が残る場合がありますから、妊娠していると思ったときだけは、あわてて薬を飲まないように注意してください。

頭痛がでたとしても、コーヒーなどのカフェインをとる、氷枕で頭を冷やすなどの処置で、血管はいくらか収縮しますから、上手に対応すれば、困らない程度に切り抜けられる場合も少なくおりません。

またどうしても薬が必要な場合には、専門医の処方する薬だけに限定することが必要です。
産後になって逆に、頭痛が強まる場合もありますが、妊娠中は心配されるほどのことはありませんので、必要以上に神経質にならないでください。

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