視界がチカチカした後に吐き気と頭痛がセットで来る原因とは?

片頭痛には前兆がある場合とない場合があると聞いたことがあります。
私はときどき目の前がチカチカして頭痛に移行するのですが、
そのような症状がでないまま、急に頭痛がでてくることもよくあります。
私は二つの片頭痛をもっているのでしょうか?

前兆にも色んなタイプがあります

前ぶれのうち、前兆と呼ばれるのは視覚症状のことで、それ以外の場合には前駆症状と呼ばれます。
前ぶれは脳へいたる動脈の収縮によってあらわれ、頭痛は動脈の拡張によってあらわれます。

ご質問では、前ぶれとしての前兆(閃輝暗点)がでるときとでないときがあることを気にしておられるようですが、二つの頭痛、つまり前兆のある片頭痛と、前兆のない片頭痛がともに存在するわけではありません。

あなたの場合には、診断名は前兆のある片頭痛です。前兆のある片頭痛といっても頭痛発作のたびに必ず前兆があるわけではないのです。
この前兆のある片頭痛と、前兆のない片頭痛とは、国際頭痛学会の分類では別々になっていますが、前兆のない片頭痛でも、前項で述べたように、ほかのなにかの前駆症状をおこすことが多いのです。

ですからとくに分けて考える必要はなく、同じ頭痛であると解釈していただいて結構です。
実際上の対応としては、前ぶれがあるのとないのとでは、薬を服用するタイミングの取り方に違いがでますので、いまの国際分類は使い勝手がよくないものと思います。

なんらかの前ぶれのあるものと、ないものとに分類する方がよほど便宜的であると思っています。
あなたの片頭痛は、現在のところ前兆をともなっていますが、これはいつまでも続きません。

一生このような症状が続くことはないのです。
視覚症状の前兆は小児片頭痛ではあまりみられません。

一〇代になると少しずつ増えてきて、二〇代でもっとも多く、年代を経るごとにだんだん減っていきます。
四〇代ではかなり少数派になり、五〇代ではまれになります。

片頭痛の症状がこのように変化していくのは、動脈の硬さなどが関係しているのでしょうが、経年的変化を追った研究がまだ少ないのが実情です。

将来は、そういうこともだんだんとはっきりしてくるものと思います。
この視覚性の前兆が将来でなくなっても、あなたのように頭痛だけがあらわれるということはむしろ少なく、頚が張る、生あくびがでるなど、別の前ぶれにおきかわっていくことの方が多いのです。

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