頭痛で脳の血管が切れる・詰まる事はあるの?

小学生のころから頭痛があります。
三〇歳のころよりだんだんひどくなり、四〇歳を過ぎてからは頭痛が一週間に四日もでます。
いつも薬を飲んでいるのですが、実は頭痛もちであった母が最近脳こうそくで亡くなりました。
私も脳こうそくになるのではないかと心配です。

命の心配はありません

結論から先にいいますと、ごくまれで特殊な病型として片頭痛から脳こうそくに発展することもありますが、通常の片頭痛は、脳こうそくとはまったく鉦関係です。

脳こうそくとは、脳の血管が動脈硬化などのために細くなって血流が滞り、ついには血栓(血液が凝固して詰まった状態)をおこす病気です。
詰まった部分より末端の脳の部分は血流を受け取ることができず、破壊されてしまいます。

太い血管が詰まれば脳が大きく破壊され、細い血管なら病変も小さくてすみます。
しかし、細い血管でも脳こうそくを繰り返しますと、麻ひだけでなく痴呆症になることがあります。

片頭痛は血管が拡張しておこる病気ですから、脳こうそくとはまったく関係はないのです。
片頭痛ではだんだん高齢になると軽くなったり、消えたりすることはすでに述べましたが、これは動脈硬化により血管が拡がりにくくなるためだという説もあります。

したがって脳こうそくをおこす血管の状態と、片頭痛の状態とはまるで逆なのです。
つまり、老いて片頭痛が軽くなるほど(あるいは片頭痛がでなくなっているほど)、脳こうそくをおこしやすくなってきているともいえるのです。

海外の医学論文で、七〇歳になってもまだ、片頭痛が消えていない人は、脳こうそくをおこす頻度が低いと述べているものもあります。
ですから、あなたのお母さんは片頭痛とはまったく別個に脳こうそくをおこしたと考えるべきです。

脳こうそくは遺伝的な病気ではありませんが、脳こうそくが多い家系はたしかにあります。
あなたも体質的に脳こうそくをおこす可能性がいくぶん高いかもしれません。
だんだん齢をとることによって一般的には脳こうそくをおこす確率は高くなってくるでしょうから、注意するにこしたことはないでしょう。

しかし、現在の頭痛の延長線で脳こうそくになる、つまり片頭痛がひどいから脳こうそくになる、などといったことはありませんので、
そのような心配はご無用です。
なお、脳こうそくをおこすと頭痛がでると思っている人は医師にも多いのですが、ごく特殊な場合を除き、脳こうそくではふつう頭痛がでませんし、ましてや脳こうそくの前ぶれとして頭痛ができるようなことはありません。

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