血圧が頭痛に影響を及ぼす??

私はよく頭痛がするので、近くの開業医で薬をもらっています。
血圧を測ると、頭が痛いときには高いといわれ、血圧の薬も飲んでいます。
血圧が高いのが原因ではないかと思いますが、高いと片頭痛に悪い影響をおよぼすのですか?

心配のし過ぎは良くありません

「血圧が高いと頭痛がでる」と思っている人は非常に多いのですが、血圧によって直接的に頭痛をおこす場合は、最高血圧が二〇〇mmHg以上のときです。

すこし高いくらいでは、のぼせ感はでても、ふつう頭痛はでません。

ある有名な医学論文で、高血圧の患者さんが血圧が高いことをすでに知っている場合は、頭痛を訴える頻度が高く、逆に高血圧であることをまだ知らない患者さんでは、頭痛を訴える頻度が圧倒的に低い、と述べています。

血圧が直接頭痛を引きおこすのではなく、精神的、心理的なものを介して上昇するのではないかということです。

したがって、逆に頭痛があるときには、血圧が上がっている人は少なくありません。
これは片頭痛にかぎらず、ほかの頭痛でもそういった傾向があります。
頭が痛いときは、平静な状態ではありませんので、精神的緊張の結果、血圧が上がると考えられます。

ホワイトガウン(白衣症)といって医師の前で治療を受ける時には緊張感が高まり、そのときだけ血圧が上かってしまう人も多いのです。
あなたの場合、高血圧症があるのかどうか微妙なところです。

高血圧症の診断はあくまで安静な時点での血圧測定が必要ですから、あなたの血圧が平静時に正常なら血圧の薬は必要ありませんし、高いなら必要ということになります。

片頭痛は一般には血圧の低い人に多い傾向がありますから、頭が痛いときに血圧が上がっていたからといって血圧の薬を投与されると、通常の血圧が下がり過ぎて、ボーツとしてしまうことがありますので注意が必要です。

しかし、一方では高血圧の有無とは関係なく、降圧薬の一部のものは片頭痛の発作を少なくする作用をもっています。
それらの薬剤は、血圧が低めの片頭痛の患者さんが服用しても、たいていは必要以上に血圧が下がることはありません。

頭痛で受診すると、血圧のせいだ、とされてしまうケースが後を絶ちません。
これは医師が頭痛と血圧の関係をよく知らないことにもよるのですが、もう一つの理由としては、現在の医療制度のもとでは、高血圧の患者さんを診た方が、慢性疾患指導料を請求できますので、心理的にそちらの方へ傾いてしまうという面もあるのです。

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