頭痛薬の飲み過ぎると”ぼけ”る?

週刊誌で痛みどめでボケることがあるという記事を読んだことがあります。
いつも頭痛があるのでよく薬を飲むのですが、このペースで飲んでいたら、きっと早くボケるのではないかと心配です。

ぼけたりはしませんよ

最近こういった質問をよく聞きます。
たしかに動物実験などで、単位体重あたり大量の投与をおこなうと、脳細胞が減る薬はあります。

たまたまそういった実験結果がでると、いかにもヒトで通常量服用している場合でも同様の結果に陥るなどと断言するマスコミの動きがあります。
きっと背後に反医療キャンペーンの思想があるからでしょう。

動物実験の結果が、人間にもあてはまる可能性はたしかにまったくないとはいいません。
しかしながら、投与量が実験ではまったく異なっていることから、単純に比較はできないのです。

また実際に薬として世界で長く使われてきた実績は、薬の安全性を示す動かしがたい事実でもあるのです。
アルコールを飲むと脳細胞が減るという医学報告があります。

正常人は二〇~四○歳くらいがもっとも脳細胞が多く、その数は約二億といわわていより。
それ以後は一日に1〇〇個くらいずつ減少していくという研究結果があります。
アルコールの飲用はそれを促進し、さらに1〇〇個くらい余計に減少するというものです。

ちなみに、二〇歳から毎日酒を飲んで、一日に二〇〇個の脳細胞が減ると仮定しましょう。
一年で約七万個、一〇年で七〇万個、五〇年でもまだ三五〇万個減るに過ぎません。
もともとの二億個の数パーセントに過ぎないのです。

通常の服用量を守っているかぎり、薬でボケるといったことはないと考えてよいでしょう。
眠気をともなう薬では、一時的にボーツとすることがあるのはあたりまえで、
それは一時的な薬の作用であって脳細胞が減ることとは関係なく、薬がからだから排泄されれば消える症状です。

最近、アルツハイマー病と多発性脳こうそく性痴呆が問題になっています。
アルツハイマー病では進行を遅くする薬が臨床試験の段階です。
また、多発性脳こうそくはある程度進行を防ぐことができます。

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