頭が痛くなると手足がしびれたり麻痺するのですが…

以前から頭痛があるのですが、数年に一回はげしい頭痛とともに右半身がしびれて動きにくくなります。
いままでに二回入院しましたが、脳こうそくといわれました。
一週間ほどで治りましたが、将来のことを考えると不安です。

鎮痛薬を上手く使うしかありません

あなたの質問内容から考えると、脳こうそくではなさそうです。
おそらく片麻ひ型片頭痛という、片頭痛のなかの特殊な型だと思います。

片頭痛は頭部の動脈の拡張によって頭痛がおこるのですが、すべての動脈が拡張しているわけではありません。
一部の動脈は逆に収縮します。

とくに脳の動脈が収縮すると脳のはたらきが悪くなり、麻ひという形の症状があらわれる場合があります。
片麻ひ型片頭痛は、頭痛のでる前にだけ麻ひがでることもありますし、頭痛が続くあいだじゅう麻ひも続いていることもあります。

麻ひといっても、からだが動かない(運動神経の障害)だけでなく、半身のしびれ(知覚神経の障害)をおこすこともあります。

脳梗塞は血管が詰まってしまい、それにより末端部の脳が血液を受け取ることが出来ずに死滅しますので、程度の差はありますが、恒久的な麻痺が残ります。

しかし、片麻ひ型片頭痛では、脳細胞が死滅することはまずありません。
一時的に血流が障害されたための症状ですから、数時間から数日で麻ひは完全に消えます。

このような片麻ひ型片頭痛は、家族性のことが多いのです。
頭痛がでる前に、あるいは頭痛といっしょに麻ひがでるような場合は、血縁関係の人に、同じような症状を訴える人がいないかどうかたしかめることが必要です。

また、片麻ひ型片頭痛では、いつも麻ひと頭痛がいっしょにでるわけではありません。
ご質問のように、通常はふつうの片頭痛があらわれ、たまに麻ひもあらわれるのです。

麻ひがあらわれたときには、一見、脳こうそくと症状がよく似ていますから、あなたが脳こうそくと診断されたのはやむをえないことでしょう。
しかし、片麻ひ型片頭痛は、ときどき繰り返すことがあったとしても、ほんとうの脳こうそくに移行してしまうことはまずありません。
その点では、つぎの項で紹介する「片頭痛にともなう脳こうそく」とは異なります。

頭痛発作のときには、一部の動脈は拡がっている反面、一部の血管は収縮していますから、ふつうの片頭痛のように血管収縮薬を服用するのは望ましくありません。
鎮痛薬を中心にして痛みを抑えるのが望ましいのです。

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