一日中頭がズキズキするのですが…

ひどい頭痛があらわれて寝込みます。
頭痛があらわれるときは頭がふらふらになり、ひどく吐き、目の奥の頭の芯の部分に強い痛みが一日中続きます。
ふらつきがひどくて起きていられません。
二日ほど寝ているとよくなるのですが、なんとかならないものでしょうか?

特殊な頭痛の可能性があります

あなたの症状から、思い浮かぶのは脳底型片頭痛という病型です。通常の片頭痛は、前ぶれのときに脳へいたる動脈が収縮し`頭痛があらわれるとき`おもに頭皮の動脈が拡張します。

脳底型片頭痛は、この収縮と拡張が脳底動脈でおこるものです。
脳底動脈とは、頚椎の両側を上行する二本の椎骨動脈が、脳底部で合流し、一本になった動脈です。

この動脈は脳の真下から、脳幹部に血流を与える非常に重要な動脈です。

脳底動脈で血管の収縮がおこると、脳幹部への血流が悪くなり、めまいや強いふらふら感を引きおこします。
また、そこで血管の拡張がおこると、目の奥の方に強い痛みを感じるのです。

脳底動脈のなかで一部は拡張、一部は収縮をおこしているのです。
脳底部の中央にある動脈ですから、頭痛は正中部に存在します。

したがって、ふつうの片頭痛のように痛みが片側であったり、また、両側であったとしても左右の症状に差があるというようなことはありません。
このため「片頭痛」と診断されにくいのです。

この頭痛は、強いめまい感をともなうため、たいていの人は寝込んでしまいます。
しかも薬を使いづらい点があり、はっきりいって医師は治療に苦労します。

薬が使いづらいというのは、ふつうの片頭痛に用いる酒石酸エルゴタミンを服用すると、血管を収縮させるので、頭痛には効果がみられるのですが、その血管収縮作用のために、めまいが余計にひどくなってしまうからです。

鎮痛薬の飲み薬や坐薬なども用いますが、効果があるかどうかはきわだった個人差があります。
したがって、あなたのように全体的には発作の頻度は低かったとしても、あえて頭痛予防薬を飲みつづけた方がよい場合もあります。

この型の片頭痛は大人では非常に少数です。
それに対し小児では、この型の症状を示す場合が多いとされています。
海外では、頭痛で入院する子どものうち、この型の頭痛がもっとも多いと述べている医字書もあります。
小児の場合には大きくなるにしたがって、たいていはふつうの片頭痛へ変化していきます。

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