子供が頭痛で学校に行きたがらない

9歳の男の子ですが、一年前から朝頭痛がでます。
このごろとくに頻回になり、先日は1週間続きました。痛いとよく吐きます。
学校は遅刻したり、欠席することもあります。私も片頭痛もちですが、子どもと私とでは症状が違います。
どんな頭痛なのでしょうか?

子供の片頭痛には特徴があります

現在の段階ではお母さんと症状が少し違うようにみえますが、ほぽ間違いなく片頭痛だと思います。遺伝傾向が強いのは片頭痛の特徴の一つです。

さて、前に片頭痛のおもな症状について述べたのですが、子どもの場合には、必ずしもそれほど典型的なあらわれ方はしないのです。
子どもの片頭痛でよくみられる現象としては

①朝から頭痛がでることが多い
②大人と違ってあまり頭痛の部位の左右差がはっきりしない
③前ぶれの症状がでないことが多い
④痛みの拍動感が大人ほどはっきりしない
⑤いったんでると何日も繰り返すことがある、
⑥頭痛の続く時間はせいぜい二~三時間くらいである
⑦嘔吐やめまい感が大人よりでやすい

などといった特微かあります。

これらの症状はすべての片頭痛の小児にあてはまるというわけではありませんが、おおむねこのような傾向があります。

年齢を経るごとにこれらの症状はだんだんと大人の症状に変わっていきます。
また、約二〇パーセントの子どもは二〇歳ぐらいまでに頭痛がでなくなってしまいます。
このようなタイプのことを小児型片頭痛と呼ぶ考え方もあります。

しかし、残りの約八〇ハーセントは大人になってからもずっと続くのですが、一五~二〇歳のあいだは一時的に頭痛がでにくくなったり、症状が軽くなったりする子どもも少なくありません。

治療としては、大人は血管収縮薬が中心になりますが、子どもは前ぶれがはっきりしないため、服用のタイミングをとらえにくいので、一般の鎮痛薬を使います。

薬の治療の目安としては、なんとか学校に行ける程度になればよいのです。
使いすぎると眠くなりますので、逆に学校生活に支障をきたすことかあります。

もっとも小児の片頭痛では、幸い頭痛をおこしている時間が短いので、それほどひどくない場合には、むしろ積極的に学校へ行かせる方が望ましいのです。

なぜなら、学校へ行くことによって、ある程度の精神的な緊張が与えられますので、その緊張によって血管は収縮気味に作用しますから、頭痛が消えるのが早まるからです。
家で休んでいる方がかえって頭痛が長引きやすいのは、その逆の作用によるからです。

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