頭部打撲の後遺症でしょうか?

四ヵ月前に頭を強く打ったことかあり、病院でCTで調べましたが無事でした。
一ヵ月前くらいから、頭が痛く、とくに頚を振ったときに痛みが強まります。頭部打撲の後遺症でしょうか? 
今後ずっとこの痛みが続くのでしょうか?

時間が経つと色々な症状が出始める危険性があります

あなたの症状から、まず慢性硬頷下血腫が疑われます。
慢性硬膜下血腫については、前にもでも簡単にふれましたが、脳をおおう硬膜という膜と脳とのあいだに血の固まりができた状態のことをいいます。

四ヵ月前に頭部打撲後、CTの検査を受けておられますが、慢性硬膜下血腫は打撲後すぐにできるものではありません。
そのときの検査は打撲直後にできる急性な血腫の有無を判定するのに効力を発揮したにすぎません。

慢性硬頷下血腫は静脈性の出血です。じわじわと少しずつ出血して、血の固まりがある程度の大きさになるまでは症状はでてきません。
ある程度大きくなると頭痛があらわれ、さらに大きくなると脳を圧迫して脳障害によるいろいろな症状がでます。

少々くともあ々だの場合には、圭だ脳障害の症状はなさそうです。
頚を振ると痛くなるのは、その血肌の部分にある橋静脈という血管が、順を回す遠心によって引き伸ばされたときに痛みをおこすのです。

しかし何回も頚を回すとまたその静脈から出血しますから、みだりにその上うな動きをしてはいけません。
昔は、この慢性硬膜下血腫は必ず手術でしたが、いまでは脳へのあきらかな圧迫症状がない場合には、安静にして自然に吸収するのを待つこともできます。

ただし、この方法は時間がかかるうえ絶対安静を守らなければなりませんので、手術をした方がよいかどうかは賛否両論があります。
手術がいやなら入院して(外来では絶対に動いてしまうので)安静保持がたいせつですが、それでも血腫が大きくなる場合にはあきらめて手術を受けるべきでしょう。

慢性硬膜下血腫は通常は頭部を強く打ってから数力月後にあらわれますが、お年寄りの場合にはころんで畳で頭を打った程度の打撲でもおこすことかあります。

また、人工透析を受けている患者さんでは、少し高い頻度でおこします。
また、お年寄りの場合には血腫が大きくなっても頭痛を訴えないことかあります。
2~3ヶ月で急にボケ症状がでたようなとき(アルツハイマー病などでは進行がもっと遅い)には、この病気の可能性があることに周囲の人が気づいてあげることが必要です。

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