あくびすると頭が痛くなってしまうのですが…

Q、最近、会社の上司が、仕事中に急に頭痛を訴えて倒れ救急車で病院へ運ばれましたが、くも膜下出血で亡くなりました。

私もときどき頭痛がありますので、そうなるのではないかと心配しています。

どのようなことに気をつけたらよいでしょうか?

こわい病気である可能性もあります

A、くも膜下出血とは脳の表面を取り巻いている動脈が突然破れておこる病気です。

外傷などでおこすこともありますが、いちばんこわいのは動脈瘤の破裂によるものです。

動脈瘤とは血管の一部がコブのように膨れだした状態で、先天的なものと考えられています。

動脈瘤の血管壁は正常の血管と異なり薄いので破れやすいのです。

いったん破れると血液がどんどん溜まり、その量が多くなって脳へ食い込んで脳を破壊します。

くも膜下出血の頭痛は、動脈瘤が破裂した瞬間にいっしゅんバットで殴られたようなはげしい痛みを感じます。

その後漏れだした血液の刺激によって痛みがずっと持続します。

急激にあらわれ、以後持続する、というのがくも膜下出血の頭痛のパターンです。

夜中など気づかないうちに破裂した場合には、はげしい頭痛が持続していてその時点で気づくこともあります。

くも膜下出血は、約50パーセントが死亡するこわい病気です。

最近はMRAという検査などで、事前に動脈瘤を発見することもありますが、すべてがわかるわけではありません。

いま述べたような頭痛をおこした場合には、ただちに脳外科へ受診して手術を受けるべきです。

くも膜下出血の多くは、すぐに意識障害をおこしますので、頭痛が理解できる場合は、意識がはっきりしているという意味ですから、助かる可能性が高いものと思われます。急な手だてを忘れないでください。

あなたの場合はときどき頭痛があるようです。

頭痛ので方から考えて、片頭痛の可能性が大きいとは思いますが、文面からだけではどんな種類の頭痛かは判断できません。

しかし、これまで述べたパターンから考えればわかるとおり、あなたの場合はくも膜下出血でないことだけはあきらかです。

片頭痛もちゆえの日常の悩み

片頭痛で悩む人は非常に多いのですが、それに対する医療知識の普及や、医療体制は充分かというとまったく不充分です。

片頭痛の患者さんと話をしてみると、頭痛そのものについての悩みを多く抱えておられることがわかります。

これまで、片頭痛について間違った理解をしていたために、実際以上に症状が悪化していることも少なくないのです。

また筆者は、患者さんから、片頭痛があるために生じる社会的な悩みや人間関係などを含めて、いろいろな相談を受けることもあります。

相談の内容は必ずしも片頭痛そのものについての悩みばかりではありません。

片頭痛の症状や治療という点から離れて、患者さんの日常の悩みを取りあげ、説明することにします。

たいていの医師は「片頭痛くらい診察できる」と思っています。

事実、片頭痛の初期なら、鎮痛薬を投与するだけである程度は効くからです。

ところが片頭痛は一生の病気であって、不適切な薬の使い方をしていると、薬物性頭痛になってしまったり、使い過ぎのためにたいせつな薬が効かなくなってしまったりすることが多いのです。

医師のあいだに片頭痛の知識が拡がらない理由の一つとして、日本で認可されている片頭痛に効く薬の数が海外と比較してずいぶん少ない、といった実情もあるのです。

ですから、専門医は、少ない薬を大事に使い分けなければならないのです。

あくびで頭痛がするようなら…

あくびをしたら頭痛がずるような、何かしらのスイッチが入って頭が痛くなるようなら、大抵の場合は片頭痛です。

命に関わるような二次性頭痛なら、意識障害のような合併症が出ているはずだからです。

ただ、このタイプの頭痛は放っておくと悪化していきます。

ですので、次回は頭痛持ちが頭痛を解消させる方法をご紹介します。

次→ 90%以上の人に効く今すぐ頭痛を治す方法

このページの先頭へ