【片頭痛】CTやMRIで検査しても異常無しと言われる理由とは?
残念ですが、頭痛はたいていの医者には理解してもらえません。
ほとんどの頭痛(機能性頭痛)はCT、MRIで診断はできないからです。
特に、片頭痛はCT検査やMRI検査では絶対に診断出来ません。
周りの人に分かってもらえない辛さよりも、専門医から「別に問題無いですよ^^」って言われる方がきついのではないでしょうか。
本人に悪気は無くっても「救いようがない」と言っているようなものですからね。
頭痛と一口にいっても、痛み方や伴う症状、痛む部位、痛みの時間経過によって様々なタイプがあります。
頭痛は脳出血や脳腫瘍などの重大な病気のサインとなるため、頭痛があると不安に感じるのは普通です。
ですが、実際には慢性的に続く頭痛の多くは、命に関わる程の脳の病気が原因であることは少なかったりします。
また、頭痛がボケなどの原因になることもありません。
必要以上に頭痛に対して不安を抱えてしまって、そのストレスが引き金となって余計に頭が痛くなってしまう事もあります。
日常的に感じる頭痛のほとんどが、脳に何も以上がみられない”機能性頭痛”で全ての頭痛の90%を占めています。
だからそんなに怖がる必要は無いと思いますよ。
片頭痛は検査ではなく、問診で診断される
例えば、こんな質問です。
・いつごろから痛いですか?
・どんな時に特に痛くなりますか?
・どういう風に痛いですか?(ズキズキ痛いとかジワ~と痛いとかチクチクとか)
・頭のどの辺りが痛いですか?
・お風呂に入ったり、冷やすと痛みは和らぎますか?
・痛くなる前に、何らかの症状の予感はありますか?(前兆)
・市販薬はどんなものを飲んでいますか?
自分の話を聞いてくれない、問診をしないですぐに検査をしようとする医者には気をつけた方がいいです。
ただ、片頭痛のような慢性的な頭痛は脳の血管が切れてしまうような事はありませんが、もしかしたら脳腫瘍など命に関わるような重大な病気が頭痛の原因かもしれません。
検査で異常なしというようであれば、かなりモヤモヤ感は残るはずですが、大事には至らなかったという事で安心してもいいんじゃないでしょうか。
片頭痛を自覚している人は少ない
片頭痛であることを自覚していないけれど、実は片頭痛持ちだという人は多かったりします。
それは、片頭痛は検査で見つからない上に、とりあえず我慢出来れば物忘れが激しくなるなど脳に異常が出てくることが無いからです。
疲れたり、人ごみから帰った後、または風を引いた時に頭痛がしたり、朝起きる時にガンガン痛い、などといった症状から自分は片頭痛であると割り出していくしかありません。
このタイプの頭痛は本人の努力が必要
そして、このタイプの頭痛は自分で治すほかありません。
基本的に周囲の理解も得られませんし、医者も本気で治療はしてくれません。
警察だって何かしらの事件が起きないと動いてくれませんよね。
医者だって同じで、検査で異常も無いものを治療してくれることはありません。
下手にいじって悪化させてしまうよりも、異常の無いものは「気のせいですよ^^」にしておいた方が安全からです。
だからこそ、本当に頭が痛くて困っているのでしたら、あなた自身の努力が必要です。
次回は、検査で異常が見つからなかった頭痛を解消させる方法をご紹介します。